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読んで字の如し、双眼鏡とは両目で見る望遠鏡のことですが、望遠鏡が作られた17世紀始めに双眼鏡も作られ始めたようです。
かの有名なガリレオ・ガリレイは帽子に取り付けられるような小型の双眼式望遠鏡を使っていたとの記録もあります。
ガリレオ式望遠鏡は対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを使用しますので像は正立します。
ただこの方式は高倍率が得られないことと、視界が狭いことなどで、現在は2〜4倍のオペラグラスとして利用されています。
今日のプリズム式双眼鏡の原型は、1854年フランスのポロによって考案されました。
対物凸レンズと接眼凸レンズの間にプリズムを入れて正立像を得る方式です。
現在でも双眼鏡内の直角プリズムのことをポロプリズムと呼ぶのはこのことに由来しています。
19世紀の末、ドイツのアッペによって近代双眼鏡が開発されました。
その後の双眼鏡の発達は、戦争によるところが大きく、20世紀に入って各種兵器が開発されると共に双眼鏡もその性能を向上させてきました。
日本でも優秀な双眼鏡が作られ、第2次大戦後の輸出品の上位を双眼鏡が占めたこともありました。
現在では輸入品も含めさまざまな種類の双眼鏡を手にする事ができますが、用途に合った双眼鏡を選んでください。
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